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アインシュタイン・ポドルスキー・ローゼンエンタングルメントによる周波数依存スクイージングの生成と制御

Nature Photonics 14, 4 doi: 10.1038/s41566-019-0582-4

重力波検出器などの量子雑音の制約を受ける変位センサーは、非古典光を使用することで改善できる。これは、単一モードスクイーズド真空状態を導入することによって、限られた帯域と単一の直交位相成分(つまり、共役変数の対の1つのみ)で達成されている。しかし、重力波検出器の量子雑音は、両方の直交位相成分の入力雑音に起因し、支配的な直交位相成分はフーリエ周波数の関数である。そのため、スクイーズド光注入によるこの雑音の広帯域削減には、この直交位相成分を回転する方法が必要である。これは、低い可聴周波数の帯域幅を持つ低損失の全通過光学フィルターで実現できるが、技術的にかなり難しい。今回我々は、アインシュタイン・ポドルスキー・ローゼン(EPR)エンタングルメントを伴う2モードスクイーズド真空状態を使う最近提案された方法の原理証明の実証について報告する。この方法によって、重力波検出器が同時に光学フィルターとなることが可能になり、別個の装置が不要になる。

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