Research press release

マントル流により駆動されるプレート運動

Nature Geoscience

Plate motion driven by mantle flow

地球マントルの流れは1億2千万年前から太平洋テクトニックプレートの動きの一部を駆動していたとの報告が、今週掲載される。これまでは、大洋中央海嶺で形成されたテクトニックプレートはその下のマントル内の流れによって引っ張られているのか、あるいはプレートの上にある動きがマントル内の流れを引き起こしているのかはよく分かっていなかった。

小平秀一たちは、1億2千万年前から太平洋の古代中央海嶺で形成された太平洋プレートの一部を地震学的データを用いて描き出した。小平たちは、プレート内部にマントルがプレートよりもずっと速く動いていることを示唆する傾いた構造を同定した。小平たちは、マントルの流れが中央海嶺から離れた場所でもその上のプレートを能動的に引っ張っていると示唆している。

Flow in the Earth’s mantle drove movement of part of the Pacific tectonic plate over 120 million years ago, reports a study published online this week in Nature Geoscience. Previously it was unclear whether tectonic plates that formed at mid-ocean ridges were dragged along by flow in the underlying mantle, or whether movement of the overlying plate induced flow in the mantle.

Shuichi Kodaira and colleagues used seismic data to image a part of the Pacific Plate that formed at an ancient mid-ocean ridge in the Pacific Ocean over 120 million years ago. They identified dipping structures within the plate that suggest that the mantle moved at a much faster rate than the plate. The researchers suggest that mantle flow actively dragged the overlying plate away from the mid-ocean ridge.

doi: 10.1038/ngeo2121

「注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したプレスリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

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