Research press release

栄養素のひらめき

Nature Geoscience

Nutrient spark

雲から地面への雷光は、生命を保つために必要な栄養素であるリンの化学的性質を稀だが生物が利用できる形に変えている、とNature Geoscience(電子版)に発表される研究が示している。

リンは海洋および陸上生態系には、重要だがしばしば限定的な栄養素である。M Pasekらは、北米、アフリカ、およびオーストラリアで得られた、落雷によって生成されるガラス質化合物であるフルグライト(閃電岩)の化学組成を調べた。彼らは、これらの化合物の半分にはまれだが生物が利用可能形であるリンを含んでいることを見いだした。研究者は、雷光が、微生物によって使われるリンの稀な形のいくつかを提供できると示唆している。

Cloud-to-ground lightning alters the chemistry of phosphorus, producing rare, but biologically usable forms of this vital nutrient, according to a study published online this week in Nature Geoscience.

Phosphorus is a key and frequently limiting nutrient in marine and terrestrial ecosystems. Matthew Pasek and colleagues examined the chemical composition of fulgurites ― the glassy compounds produced by lightning strikes ― retrieved from North America, Africa and Australia. They found that half of these compounds contained rare and biologically usable forms of phosphorus. The researchers suggest that lightning can provide some of the rarer forms of phosphorus used by microbes.

doi: 10.1038/ngeo580

「注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したプレスリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

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