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CRISPRプライム編集による飽和バリアント解釈

Nature Biotechnology 40, 6 doi: 10.1038/s41587-021-01201-1

内在座位の遺伝的バリアントのハイスループットな機能的評価は、これまで相同組換え修復に基づく方法でしか行うことができず、編集効率の低さが制約となっていた。今回、CRISPRプライム編集をハイスループットのバリアント分類に適合させ、任意の座位のハプロイド化を可能としてバリアントの解釈を単純化する戦略と組み合わせた。我々は、飽和プライム編集(SPE)について、変異がリソソーム蓄積症のニーマン・ピック病C型(NPC)を引き起こすNPC1(NPC intracellular cholesterol transporter 1)遺伝子に用いることによって有用性を実証した。得られたデータから、調べたミスセンス変異706点のうち410点が有害と分類されてNPC1が遺伝的摂動に極めて敏感であることが示唆され、得られたバリアントの機能スコアが分子レベルの多様な異常を反映していることが示唆された。さらに、今回の方法をBRCA2遺伝子に用いることにより、SPEは適切な細胞アッセイによって他の遺伝子群に転用可能であることが示された。総合すると、SPEは遺伝的バリアントの効率的で正確な機能的評価を可能とすることが示された。

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