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in vivo撮像用の高輝度で安定した近赤外蛍光タンパク質

Nature Biotechnology 29, 8 doi: 10.1038/nbt.1918

哺乳類動物組織の生物学的過程の撮像は、透過性の高い近赤外光範囲内に励起および発光バンドを持つ蛍光プローブによって実現されると考えられる。本論文では、最大励起波長690 nm、最大蛍光波長713 nmのフィトクロム系近赤外蛍光タンパク質(iRFP)を紹介する。iRFPは、発色団ビリベルジンを外部から供給する必要がなく、従来のフィトクロム由来の蛍光プローブを上回る有効輝度、細胞内安定性、および光安定性を持つ。遠赤GFP様タンパク質と比較して、iRFPは、その赤外シフトしたスペクトルにより、マウスモデルで大幅に高いシグナル対バックグラウンド比を示す。

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