Brief Communication

ヒト胚性幹細胞に頻発する染色体異常

Nature Biotechnology 26, 12 doi: 10.1038/nbt.1510

培養ヒト胚性幹(hES)細胞は、12番、17番およびX染色体に異数性を生ずる傾向があることが知られている。我々は、17系統のhES細胞株をアレイによる比較ゲノムハイブリダイゼーション(aCGH)で検討し、20q11.21の増幅や18番の派生染色体など、それ以外に頻発する染色体異常が蓄積していることを見出した。こうしたゲノムの変化は転写レベルでさまざまな影響をもたらす。

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