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Volume 17 Number 52020年5月号

新型コロナウイルスと闘う

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界中で猛威を振るう今、研究者たちはどんなことに取り組んでいるのか。今号には4本の記事(「各国の診断検査の実施状況と、パンデミックと闘うために開発中の検査法」「クルーズ船での集団発生からCOVID-19について分かったこと」「COVID-19で今年の学会年次大会はゼロ?」「中国の生物多様性への影響と保全への取り組みに世界が注目」)を掲載。

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特別公開記事Free access

各国の診断検査の実施状況と、パンデミックと闘うために開発中の検査法

各国の診断検査の実施状況と、パンデミックと闘うために開発中の検査法

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対して現在行われている診断検査とはどのようなもので、国によって検査件数に大きな差があるのはなぜかをNature が調べた。また、開発中の新たな検査法についても報告する。

クルーズ船での集団発生からCOVID-19について分かったこと

クルーズ船での集団発生からCOVID-19について分かったこと

乗客が新型コロナウイルスに感染したクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号のような閉鎖環境は、ウイルスを理解するための貴重な機会を提供してくれる。

COVID-19で今年の学会年次大会はゼロ?

COVID-19で今年の学会年次大会はゼロ?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大で、各学会は大会開催を見送る傾向にある。研究者たちは、他の研究者と関わりを持つ方法を改めて模索し始めているが、もっと前から取り組んでおくべきだったという声も出ている。

中国の生物多様性への影響と保全への取り組みに世界が注目

中国の生物多様性への影響と保全への取り組みに世界が注目

生物多様性条約第15回締約国会議(CBD–COP15)では、議長国である中国による野心的な目標に向けた要求が見込まれるとともに、中国自体の保全の取り組みにも注目が集まるだろう。

論文と併せて査読報告書も公表します

論文と併せて査読報告書も公表します

Nature は、査読報告書の公表を試行実施します。

Publishing Academy

学術界サバイバル術入門 — 自分に合った研究の場を見つける②

学術界サバイバル術入門 — 自分に合った研究の場を見つける②

新しい場所で研究を続けるためには、あなたが応募したいと思うポジションを探し出す必要があります。今回は、そのための方法を詳しくお話しします。

News in Focus

琥珀に閉じ込められた超小型恐竜の完全な頭蓋

琥珀に閉じ込められた超小型恐竜の完全な頭蓋

約9900万年前の琥珀片に封入された微小な動物の頭蓋は、既知で最小の中生代恐竜のものらしい。

南極大陸沖で新たな島を発見

南極大陸沖で新たな島を発見

南極大陸沖で地図に載っていない島が発見された。地球温暖化が南極大陸をどのように変化させているかを知る手掛かりになりそうだ。

アフリカ人ゲノムで統合失調症の複数変異を特定

アフリカ人ゲノムで統合失調症の複数変異を特定

精神疾患の遺伝学研究はこれまで主に欧州系の人々を対象に行われてきた。このほど初めて、アフリカ人集団でゲノム解析が行われた。

微生物が身に付けた極限環境でのサバイバル術

微生物が身に付けた極限環境でのサバイバル術

海洋の地下深部に埋もれた岩石の内部に微生物が発見され、その生存戦略が徐々に明らかになってきた。

被引用回数の多い研究者が強制引用を理由に編集委員を解任

被引用回数の多い研究者が強制引用を理由に編集委員を解任

生物物理学者Kuo-Chen Chouが、自身の立場を利用して、査読過程で彼の論文数十編を引用に追加するよう、論文著者に繰り返し示唆していたことが調査によって明らかになった。

巧妙化するボットと社会科学者の攻防

巧妙化するボットと社会科学者の攻防

ソーシャルメディアへの投稿を自動的に生成する「ボット」は、社会科学研究を混乱させる恐れがある。

Feature

遺伝子編集の新機軸として脚光を浴びだしたRNA編集

遺伝子編集の新機軸として脚光を浴びだしたRNA編集

RNA編集はCRISPRに代わる遺伝子編集技術として、可逆的で融通が利く治療法をもたらしてくれそうだ。

World View

冷淡な科学は市民から信用されない

冷淡な科学は市民から信用されない

利己的で攻撃的な研究文化により、科学者やその専門知識に対する市民の敬意が損なわれる恐れがあると、Gail Cardewは語る。

Japanese Author

液–液相分離でオートファジーが動きだす

液–液相分離でオートファジーが動きだす

細胞内で起こる液-液相分離という物理現象が注目されている。細胞の活動に大きな影響を及ぼしていることが分かってきたからだ。そして今回、オートファジーの開始タンパク質の働きに対しても、重要な役割を担うことが明らかになってきた。オートファジー研究の新しい局面を開いた微生物化学研究所の野田展生部長と藤岡優子上級研究員に話を聞いた。

News & Views

張力のかかった細胞の代謝が速い理由

張力のかかった細胞の代謝が速い理由

腫瘍は正常組織よりも硬いことが多く、グルコース代謝が異常に速い。今回、こうした2つの特徴の間には関係があり、細胞のタンパク質繊維のネットワークの張力が関与していることが分かった。

タンパク質の構造を使って病気を診断

タンパク質の構造を使って病気を診断

パーキンソン病と多系統萎縮症には、α-シヌクレインと呼ばれるタンパク質が関わっている。凝集したα-シヌクレインがこれら2つの疾患で異なる構造をとることが証明されたことから、α-シヌクレインの立体構造がそれぞれの疾患の特徴の基盤となっていると考えられる。

国際的ながんゲノム解析プロジェクトの大きな成果

国際的ながんゲノム解析プロジェクトの大きな成果

大規模な国際共同研究で、38種類の腫瘍に由来する2600例以上の全ゲノム情報について多面的な解析が行われ、がんの遺伝学的な基盤を解明するための多くの手掛かりが得られた。

三角形でトポロジカルなレーザー

三角形でトポロジカルなレーザー

量子カスケードレーザーと呼ばれる素子は、有用なテラヘルツ放射を作るが、その性能は通常、製造上の欠陥に非常に敏感だ。今回、この制約が、トポロジカル・ロバスト(頑健)性と呼ばれる性質を使って克服された。

News Scan

ウイルスを検出するDNAの罠

ウイルスを検出するDNAの罠

正確で簡単な検査が可能に。

Where I Work

Nature Highlights

Nature 2020年3/5〜3/26号のハイライトを掲載しています。

2020年3月5日号

2020年3月12日号

2020年3月19日号

2020年3月26日号

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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