Nature ハイライト

神経科学:「クラブドラッグ」で社会的臨界期が再開する

Nature 569, 7754

特定の神経回路の発達には重要な発生上の時間枠があり、これを調節する機構を探るこれまでの研究のほとんどは、感覚系に焦点を合わせてきたが、いわゆる「臨界期」は社会的行動でも存在する。今回G Dölenたちは、マウスにおいて社会的報酬学習に重要な臨界期の維持を特定し、その特徴付けを行った。これには側坐核でのオキシトシン受容体シグナル伝達が関与している。この臨界期は発達中に終了してしまうが、成体マウスにクラブドラッグのMDMAを1回投与するだけで再開させることができる。MDMAはオキシトシン受容体シグナル伝達を漸増させて、この回路の可塑性を誘発した。

2019年5月2日号の Nature ハイライト

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