Nature ハイライト

大気化学:大気中の二次有機エアロゾルを減らすように働くイソプレン

Nature 565, 7741

二次有機エアロゾルは、大気中の微粒子物質の1つであり、気候とヒトの健康に影響を及ぼしている。二次有機エアロゾルの形成に寄与しているのは、植物から放出される生物起源の揮発性有機化合物である。イソプレンは、全球的に植物から放出される物質の大半を占めているが、二次有機エアロゾルの形成にはわずかな影響しか及ぼしていないと考えられている。今回T Mentelたちは、有機物蒸気の混合物において二次有機エアロゾルの形成が抑制される機構と、世界の多くの地域のエアロゾル負荷に対する影響を調べている。

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