Nature ハイライト

Cover Story:変わりゆくクローン:遺伝進化ががん細胞株の薬剤応答を変える仕組み

Nature 560, 7718

表紙は、斜面を転がり落ちる多数のビー玉である。これらのビー玉は細胞株を表現しており、一見すると全てよく似ているが、詳しく見ると、斜面の下の方にあるものほど、ビー玉の内部パターンが変化していることが分かる。これは、T Golubたちが今回見いだした結果を反映している。彼らは、がん細胞株を調べ、これらの細胞株「系統」は、クローン性とは程遠く、ゲノム変化、遺伝子発現プロファイル、増殖速度、薬剤応答性に違いが見られ、その全てが遺伝的および転写的な進化の結果生じていることを示している。今回の知見は、そうした細胞株を用いるがん研究に影響を及ぼす。また、著者たちは、細胞株の分岐の評価に役立つCell STRAINER(https://cellstrainer.broadinstitute.org)というオンラインツールを作り、公開している。

2018年8月16日号の Nature ハイライト

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