Nature ハイライト

惑星科学:近傍にある岩石質で地球サイズの惑星GJ 1132b

Nature 527, 7577

今回の観測に使われた、チリのセロ・トロロ・インターアメリカン天文台にあるMEarth-South望遠鏡アレイ。
今回の観測に使われた、チリのセロ・トロロ・インターアメリカン天文台にあるMEarth-South望遠鏡アレイ。 | 拡大する

Credit: Jonathan Irwin

今回Z Berta-Thompsonたちが、地球からわずか12パーセクの距離にある小さな恒星をトランジットしている、半径が地球の1.2倍の惑星GJ 1132bの観測結果を報告している。ドップラー法によるGJ 1132bの質量測定から、その密度は、地球に類似した岩石/鉄の組成と矛盾しないことが分かった。この惑星は、高温過ぎて生命居住可能ではないが、相当量の大気を保持するには十分低温である。親星は近傍にあるので、既存の望遠鏡や今後稼働する望遠鏡で、この惑星大気の組成やダイナミクスを観測できるであろう。

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