Nature ハイライト

がん:PD-1の機能遮断は適応免疫耐性を抑制する

Nature 515, 7528

ヒト細胞表面受容体PD-1(programmed death-1)を標的とした治療では、多様ながんでこれまでなかったような臨床反応が見られてきた。今回P Tumehたちは、ヒトPD-1に対するヒト化モノクローナル抗体であるペンブロリズマブを投与した進行期黒色腫患者の腫瘍組織でのT細胞反応動態を調べた。この療法の臨床効果は、浸潤腫瘍辺縁部および腫瘍内部に治療前から存在するCD8+ T細胞、PD-1とPD-1リガンド(PD-L1)発現の頻度上昇と相関していることが明らかになった。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度