Nature ハイライト

生物物理:セラミド-1-リン酸の細胞内輸送

Nature 500, 7463

セラミド-1-リン酸(C1P)は、生体活性を持ち、シグナル伝達に関わる脂質分子で、細胞の増殖や生存から炎症促進応答まで、さまざまな生物過程を調節している。今回D Patelたちは、C1Pが細胞内の特定の部位へと輸送される仕組みを調べ、これまで知られていなかった脂質輸送タンパク質のセラミド-1-リン酸輸送タンパク質(CPTP)を見つけた。そして、構造と機能について研究を行い、C1Pがゴルジ複合体中にある合成部位から細胞膜へと輸送される仕組みを明らかにしている。

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