Nature ハイライト

宇宙:ケプラー探査機がとらえた水星に似た系外惑星

Nature 494, 7438

系外惑星Kepler-37bのイメージ画像。サイズは月よりわずかに大きい。
系外惑星Kepler-37bのイメージ画像。サイズは月よりわずかに大きい。 | 拡大する

Credit: NASA/Ames/JPL-Caltech

ケプラー探査機が2009年に打ち上げられたとき、その目的の概要は、我々の銀河内で太陽に似た中心星の周りを回る岩石惑星の探索だった。これまでに発見されている何百もの系外惑星の多くは、それらの中心星の近くを回る巨大な「ホットジュピター」である。昨年、地球サイズの系外惑星を検出することが可能になり、今回、水星よりもかなり小さい岩石惑星がついに発見された。Kepler-37bと名付けられたこの惑星は、太陽に似た恒星Kepler-37の周りを回っており、この系にはほかに少なくとも2つの惑星が存在する。Kepler-37bのサイズは月と同じくらいであり、水星に似ている可能性が高く、大気や水を持たない岩石惑星のようだ。

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