Nature ハイライト

物理:別の姿をしたヒッグス励起

Nature 487, 7408

相対論的場の量子論では、連続対称性の破れから2種類の基本励起、すなわち質量がゼロの南部-ゴールドストーンモードと質量を持つ「ヒッグス」振幅モードが出現する。ヒッグスボソンでよく知られるようになったヒッグス型の励起は、量子多体系の基本集団モードとして現れると予測されている。I Blochたちは、二次元中性超流体でヒッグスモードをあいまい性なしに同定し、調べた。これは、極低温原子気体を使って創発的な相対論的モデルを探査する第一歩となる。

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