Nature ハイライト 医学:抗HIVワクチン 2012年1月5日 Nature 481, 7379 多様なヒト免疫不全ウイルス(HIV)を中和する抗体が見つかったことで、これと同じような抗体を誘導できるワクチン免疫原の探索が活発になっている。そして今回、中和抗体が入手できる感染症に対する免疫を強化する、また別の方法が報告された。D Baltimoreたちは、HIVに対するヒトの抗体を発現するアデノ随伴ウイルスベクターを設計した。このベクターを1回注射すると、HIV中和抗体の発現が一生を通じて誘導され、この抗体によって、多量のHIVを投与されたヒト化マウスが感染を免れることがわかった。 2012年1月5日号の Nature ハイライト 生物工学:細菌集団からなる検出用「バイオピクセル」 宇宙:赤色巨星のコアの回転速度 物理:時間の中に消え失せる 地球:北極海の新しい見方 脳:コカインの影響は可逆的 生理:2種類のシグナルに1種類の検出器 医学:抗HIVワクチン 生理:BKチャネルの構造—開いた場合と閉じた場合 生化学:メタン酸化酵素の構造 目次へ戻る