Nature ハイライト

発生:Hox遺伝子は多様性のもと

Nature 464, 7285

Hox遺伝子群は、あらゆる動物で体軸に沿った構造の指定に中心的な役割を担っており、Hoxの発現パターンの変化は、脊椎動物の体制の多様性と並行している。トカゲやヘビなどの有鱗目爬虫類におけるHox編成の研究から、Hoxクラスターに予想外に多くの転移性遺伝因子が蓄積していることが示された。これは、コード領域と非コード調節領域で広範囲にわたるゲノム再編成があったことを表している。異なる中軸骨格をもつコーンスネーク(ヘビ類)とウィップテールリザード(トカゲ類)の2種間における発現比較解析から、Hox13Hox10の発現の主要な変化が、発生中のヘビ胚の尾部と胸部領域の伸長と一致していることが明らかになった。したがって、Hoxクラスターの構造と機能の変化は、この分類群でみられる大規模な形態的放散を反映していると考えられる。

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