Nature ハイライト

細胞:翻訳におけるリボソーム

Nature 461, 7268

今週号のReviewでは、先日2009年のノーベル化学賞を共同受賞したばかりのV Ramakrishnanが、M Schmeingと共に、リボソームの構造や機能の研究の最近の進歩について考察している。細菌の翻訳の中で、あらゆるタンパク質の生合成に共通する主要な特性に話をしぼり、リボソームの構造が明らかになったことで、生化学や遺伝学のますます込み入った実験が行えるようになった状況が説明されている。また、細菌のリボソーム構造の解明は、翻訳の基礎的研究に影響を与えたばかりでなく、優れた抗生物質の開発基盤にもなっている。Ramakrishnanのビデオインタビューは、YouTubeのNature Video Channel(www.youtube.com/user/NatureVideoChannel)で見ることができる。

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