Nature ハイライト

がん:肺がんの新規発がん融合遺伝子

Nature 600, 7888

今回、アジア人患者の肺がんスクリーニングコホートからのゲノムデータを用いた研究で、CLIP1–LTKという発がん性の融合タンパク質が見つかった。このような融合タンパク質は、他の変異を持たない患者の0.4%に見られ、標的となり得る新たな発がんドライバーとなる可能性がある。この融合タンパク質を持つ患者を、関連キナーゼであるALKの阻害剤で治療すると、ある程度の臨床効果が得られた。

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