Nature ハイライト

抗体:SARS-CoV-2感染マウスモデルにおけるIgM抗体の有効性

Nature 595, 7869

Z Kuたちは以前、IgGとして単離された抗体を、IgM五量体やIgA二量体へと改変すると、活性や交差性が大幅に上昇することを示した。彼らは今回、それらの抗体の1つに着目し、これがマウスにおいて、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)に対する高い予防効果と治療効果に加え、有望な安全プロファイルを示すことを明らかにしている。IgMの鼻腔内投与は、予防と治療の両面で、静脈注射以外の抗体投与方法を開発する基盤になるだろう。

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