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幹細胞:高脂肪食は薄毛の原因となる

Nature 595, 7866

肥満症は多くの加齢関連疾患のリスクを高める。西村栄美(東京医科歯科大学ほか)たちは今回、マウスにおいて、高脂肪食などが原因の肥満誘発ストレスが毛包幹細胞に直接影響を及ぼし、薄毛を促進することを報告している。高脂肪食が活性化された毛包幹細胞を表皮分化へと向かわせ、その結果、これらの幹細胞が失われることが分かった。毛包幹細胞プールが減少すると、最終的に毛包が縮小して薄毛が引き起こされる。

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