Nature ハイライト

天文学:塵のベールによるベテルギウスの「大減光」

Nature 594, 7863

ヨーロッパ南天天文台(ESO)の超大型望遠鏡が捉えた、赤色超巨星ベテルギウスの「大減光」。2019年1月には通常だった光度が、2019年12月〜2020年3月には明らかに低下し、それは特に南半球で顕著だった。
ヨーロッパ南天天文台(ESO)の超大型望遠鏡が捉えた、赤色超巨星ベテルギウスの「大減光」。2019年1月には通常だった光度が、2019年12月〜2020年3月には明らかに低下し、それは特に南半球で顕著だった。 | 拡大する

Credit: ESO/M. Montargès et al.

変光する赤色超巨星ベテルギウスは、2019年11月〜2020年3月、通常0.1~1等級という実視等級から大きく減光した。特に、2020年2月7~13日には、その光度は1.6実視等級まで低下した。今回M Montargèsたちは、ベテルギウスの表面を解像する高角度分解能観測の結果について報告している。彼らは、ベテルギウスの南半球の明るさが通常の10分の1になっていたことを見いだした。著者たちは、このベテルギウスの「大減光」が、1)黒点と、2)黒点を覆う塵の形成という2つの関連した原因によって生じたと考えている。

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