目次

Editorials

新潟県中越沖地震では、原発の被害情報提供などの面で改善がみられたと同時に、原子力の今後に向けた問題点も浮き彫りになった。

Nuclear test p.387

doi: 10.1038/448387a

米国立ハリケーンセンターが局長人事をめぐって紛糾したが、気象観察という重大な任務を最優先にすべきだ。

p.387

doi: 10.1038/448387b

大学は、製薬業界からの資金提供の無制限な受け入れは避け、一定の距離を置くべきだ。

p.388

doi: 10.1038/448388a

News

世界最大の新潟県柏崎刈羽原発が、地震のため、7基とも停止へ。

p.392

doi: 10.1038/448392a

スーダンのダルフール地方で古代の湖跡が発見されたが、地下水層はない可能性も。

p.394

doi: 10.1038/448394a

カリフォルニア大学が提案している企業からの資金提供の規制に、学内から反対の声が。

p.394

doi: 10.1038/448394b

オゾンの増加が、植物に悪影響を及ぼして二酸化炭素吸収を減少させる恐れが。

p.396

doi: 10.1038/448396b

ダイヤモンドが炭素の微小な穴の中で見かけ上「溶ける」現象を発見。

p.396

doi: 10.1038/448396c

記憶が形成されるときに脳で起こる物理的変化を観察したとの報告が。

p.397

doi: 10.1038/448397a

幹細胞研究者の非常勤勤務で、カリフォルニア州にも経済的な恩恵の見込みが。

p.398

doi: 10.1038/448398b

エイズ疑惑で拘束されていた国際医療チームをリビアが解放。

p.398

doi: 10.1038/448398a

News Features

保護:敬愛のしるし

p.402

コンゴで、地域社会の要求や利益を樹木や環境の保護に反映させるための取り組みが行われている。

doi: 10.1038/448402a

Q&A オイラーの公式で笑いを

Mmm… Pi p.404

アニメ「ザ・シンプソンズ」の製作責任者に、科学とユーモアについて訊く。

doi: 10.1038/448404a

研究方針:案内役

p.406

NIHロードマップを進展させるため新設された、ポートフォリオ分析・戦略イニシアチブ室の仕事をみる。

doi: 10.1038/448406a

News & Views

生化学:抗生物質合成への未知なる道

p.415

土壌微生物は、生存のための戦いに際して毒性分子という強力な兵器を生産する。そういう毒物の1つには、原子が珍しい形に連結された部分があり、その生合成には、いくつかの予想外の過程が含まれている。

doi: 10.1038/448415a

免疫:自給自足するヘルパー細胞

p.416

17型ヘルパーT細胞は免疫応答にかかわっており、前駆細胞集団から生じる。その分化の一部は、IL-21というタンパク質に依存しているが、そのIL-21はこのヘルパー細胞自身が生産しているのだ。

doi: 10.1038/448416a

宇宙生物学:水の色と光合成

p.418

恒星が放つ光について生物が利用可能な波長域は、その生物がすんでいる惑星上の大気や水に依存して変化する。こういう関係の研究から光合成の限界の概略がわかってきた。

doi: 10.1038/448418a

数学:ちょっとした組み立てが必要

p.419

日本の伝統的な芸術である「折り紙」は、見た目よりずっと深い数学的意味をもっている。その複雑性の探求から、単純な平たいテンプレートから巧妙かつ有用な構造を構築できることがわかった。

doi: 10.1038/448419a

発生生物学:10パーセントの解決

p.420

ショウジョウバエの初期胚では、ビコイドタンパク質の濃度勾配がパターン形成に影響する。生きた胚を使った研究から、ビコイドの濃度勾配が予想外の厳密さをもっていることがわかった。だが、それでも十分に厳密といえるのだろうか。

doi: 10.1038/448420a

炎症性疾患:守護神を襲撃

p.421

多発性硬化症では、免疫系が「自己」の組織を攻撃する。この自己免疫の標的の1つが発見されてから10年たったが、マウスを使った研究から、この標的が、炎症に応じて生産される保護的役割をもつタンパク質であることがわかった。

doi: 10.1038/448421a

量子計算:対称性で強化する

p.422

粒子がどのように動き、ふるまうかを決めるのは力である。しかし、対称性も同じ働きをもちうるので、超低温原子の制御には交換対称性を使うことができる。これは、実用的な量子コンピューターに向かう大きな一歩といえる。

doi: 10.1038/448422a

免疫:内部の敵を感知する

p.423

損傷を受けたDNAあるいは外来のDNAは、インターフェロンというタンパク質の産生を誘発し、それが免疫応答を活性化する。この応答をDAIと呼ばれる細胞質DNAセンサーが仲介していることを示す新たな証拠が得られた。

doi: 10.1038/448423a

追悼:Horst Tobias Witt氏(1922-2007)

p.425

独創性に富んだ光合成研究を行ったWitt氏が亡くなられた。ご冥福を祈りたい。

doi: 10.1038/448425a

Articles

医学:癌におけるAKT1のプレクストリン相同ドメインでの腫瘍化変異

A transforming mutation in the pleckstrin homology domain of AKT1 in cancer p.439

doi: 10.1038/nature05933

細胞:c-MycによるDNA複製の非転写型調節

Non-transcriptional control of DNA replication by c-Myc p.445

doi: 10.1038/nature05953

Letters

量子情報科学:光格子中で起こる中性原子対間の制御交換相互作用

Controlled exchange interaction between pairs of neutral atoms in an optical lattice p.452

doi: 10.1038/nature06011

材料:酸化グラフェンペーパーの作製と評価

Preparation and characterization of graphene oxide paper p.457

doi: 10.1038/nature06016

気候:人間活動が20世紀の降水量の変化傾向に及ぼした影響の検出

Detection of human influence on twentieth-century precipitation trends p.461

doi: 10.1038/nature06025

地球:カリフォルニア湾におけるリフティング様式の変化

Variation in styles of rifting in the Gulf of California p.466

doi: 10.1038/nature06035

医学:ORMDL3発現を制御する遺伝子の変異は小児喘息のリスクの一因となる

Genetic variants regulating ORMDL3 expression contribute to the risk of childhood asthma p.470

doi: 10.1038/nature06014

医学:自己免疫性の脱髄に対するαB-クリスタリンの保護作用と治療効果

Protective and therapeutic role for αB-crystallin in autoimmune demyelination p.474

doi: 10.1038/nature05935

細胞:炎症性T細胞の生成にはIL-21による自己分泌的制御が不可欠である

Essential autocrine regulation by IL-21 in the generation of inflammatory T cells p.480

doi: 10.1038/nature05969

免疫:IL-21は炎症促進性TH17細胞を誘導する代替経路を開始する

IL-21 initiates an alternative pathway to induce proinflammatory TH17 cells p.484

doi: 10.1038/nature05970

細胞:タンパク質分泌と再循環におけるごく近縁のARF-GEFの機能的多様化

Functional diversification of closely related ARF-GEFs in protein secretion and recycling p.488

doi: 10.1038/nature05967

細胞:植物の極性細胞のゴルジ体と選択的エンドサイトーシスで働くARF-GEF

An ARF-GEF acting at the Golgi and in selective endocytosis in polarized plant cells p.493

doi: 10.1038/nature06023

免疫:フラジェリンの誘導で生じる受容体FLS2とBAK1の複合体が植物の防御反応を開始させる

A flagellin-induced complex of the receptor FLS2 and BAK1 initiates plant defence p.497

doi: 10.1038/nature05999

免疫:DAI(DLM-1/ZBP1)は細胞質内DNAセンサーであり、自然免疫応答の活性化を誘導する

DAI (DLM-1/ZBP1) is a cytosolic DNA sensor and an activator of innate immune response p.501

doi: 10.1038/nature06013

Review Article

医学:炎症性腸疾患の病因の解明

Unravelling the pathogenesis of inflammatory bowel disease p.427

doi: 10.1038/nature06005

「Journal home」に戻る

プライバシーマーク制度