Editorial
セックスとジェンダーの研究が絶対必要な理由
Natureは、研究におけるセックス(生物学的な性)とジェンダー(社会的・文化的な性)に関する意見を表明する数々の論文や記事の掲載を2024年5月2日号から開始し、その後も数カ月間、そうした論文と記事の掲載を続けている。このテーマは、これまでの研究が極めて不十分で、世界中で議論の焦点となることが増えているが、その議論は健全とも建設的とも言えないことが多い。この論文と記事のシリーズでは、このテーマで研究を行うことの必要性と諸課題を浮き彫りにする。
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翻訳:菊川要
Nature ダイジェスト Vol. 21 No. 8
DOI: 10.1038/ndigest.2024.240805
原文
Why it’s essential to study sex and gender, even as tensions rise- Nature (2024-05-01) | DOI: 10.1038/d41586-024-01207-0
参考文献
- Beery, A. K. & Zucker, I. Neurosci. Biobehav. Rev. 35, 565–572 (2011).
- Tannenbaum, C., Ellis, R. P., Eyssel, F., Zou, J. & Schiebinger, L. Nature 575, 137–146 (2019).
- Velocci, B. Cell 187, 1343–1346 (2024).