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学術界サバイバル術入門 学術誌の編集方針改定に対処する③
Credit: fatmawati lauda/iStock/Getty
よく読んでいる学術誌に、新しい興味深い論文を見つけ、それに非常にインパクトのある結論が書かれていたとしましょう。その結論が妥当であれば、この論文はあなたの研究に強い影響を与えるはずです。データを注意深く検討したところ、そのデータの多くは、あなたにはなじみのない新しいアルゴリズムによって得られています。この研究が影響力を持つ可能性を考えると、重要な発見のいくつかを再現して妥当性を検証したいとあなたは思うことでしょう。しかし、論文で使われたアルゴリズムは市販されていません。研究論文の著者に電子メールで連絡しても、返信はありません。やがて、いら立ちと困惑を感じるようになり……果たして、この研究結果を信じていいのだろうか?という疑問が生じます。
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翻訳:古川奈々子
Nature ダイジェスト Vol. 20 No. 10
DOI: 10.1038/ndigest.2023.231036
参考文献
- Song, L. et al. Nat Comput. Sci. https://www.nature.com/articles/s43588-023-00487-2#code-availability (2023).
- Jumper, J. et al. Nature https://www.nature.com/articles/s41586-021-03819-2#code-availability (2021).
- McKenna, N. et al. Preprint at https://doi.org/10.48550/arXiv.2305.14552 (2023).
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