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最速の乱数生成器を開発
Caoらが作った乱数生成器の半導体レーザーキャビティ(共振器)の走査型電子顕微鏡画像。キャビティは蝶ネクタイ形で、その長さ(画像の横方向)は400µm。レーザー光は、キャビティの膨らんだ曲線部分から広がったビームとして出る。 Credit: Kyungduk Kim
レーザーを使ってこれまでで最速の毎秒250兆ビット(250テラビット)の速度で乱数を作り出す装置を、米国、フランス、シンガポールなどの共同研究グループが開発した。この装置は、量子力学的なランダム性を利用し、レーザー光強度のゆらぎから物理的に乱数を生成する。将来は、これに必要な機能の全てを1つのコンピューターチップに載せた小さな素子が作られるかもしれない。
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翻訳:新庄直樹
Nature ダイジェスト Vol. 18 No. 5
DOI: 10.1038/ndigest.2021.210503
原文
This is the fastest random-number generator ever built- Nature (2021-03-02) | DOI: 10.1038/d41586-021-00562-6
- Davide Castelvecchi
参考文献
- Kim, K. et al. Science 371, 948–952 (2021).
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