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急増するオーファンドラッグ

Nature ダイジェスト Vol. 11 No. 7 | doi : 10.1038/ndigest.2014.140706

原文:Nature (2014-04-03) | doi: 10.1038/508016a | Regulators adopt more orphan drugs

Sara Reardon

疾患の定義が厳密になり分類が細分化したことで、米国や欧州ではオーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)の指定申請が急増し、それが医薬品監督官庁の医療財源を圧迫し始めている。

リンパ腫は、がん化する免疫細胞の種類に基づいて数十種類に細かく分類されている。

Gettyimages

リンパ腫の分類は、がん細胞が分裂するのと同じように、次々と細分化してきた。米国には約70万人のリンパ腫患者がいるが、リンパ腫はここ数十年の間に、がん化する免疫細胞の型に基づいて数十種類もの細かい小群に分けられるようになった。製薬業界はこうした小群に目を付け、それらを「希少疾病(orphan disease)」と見なすよう求めてきた。というのも、米国の場合、薬が希少疾病を対象とするもの、つまり米国食品医薬品局(FDA)の指定基準である「罹患患者数が20万人未満で、治療法がない疾患のみを対象とする」医薬品であれば、オーファンドラッグ指定を受けることができ、その指定を受けた薬にはさまざまな優遇措置が設けられているのだ。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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