新しいタンパク質が食卓へ

一般に、豊かになるほど食肉の需要は増える。中国では、その傾向が特に顕著で、食肉消費量は1960年の約15倍に激増している。食肉をそれほど大量に摂取することは、動物、人類、地球に圧力をかけることになる。こうしたことから、ラボや工場で生産されるタンパク質が食生活に広がっていくかもしれない。有力候補は、昆虫パウダーや、細菌が作ったタンパク質などだ。

生前に確定診断できるタウオパチー(脳内にタウタンパク質が異常蓄積する疾患)は現在、遺伝性のものと、アミロイドβタンパク質の異常蓄積を特徴とするアルツハイマー病のみだ。ワシントン大学医学部の佐藤千尋氏と堀江勘太氏らは、この疾患のバイオマーカーを求め、 脳と脳脊髄液中のタウ種について、相関関係を詳細に解析。脳脊髄液中の特定のタウ種が、原発性タウオパチーの指標となり得ることを見いだした。

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