Nature ハイライト

生物工学:生物学的オルソゴナル制御

Nature 572, 7768

機能を備えた可動部分のあるタンパク質の設計は、タンパク質のde novo設計分野での重要な難問であり続けている。今回D Bakerたちはタンパク質の「ケージ–掛け金」システムを構築している。このシステムでは、核外輸送、分解、結合界面といった多様な生物活性ドメインを、遺伝的にコードされたペプチドの「鍵」を使って隠したり露出させたりすることができる。一方、H El-Samadたちはそのような「デザイナースイッチシステム」がモジュール性を持ち調節可能であることを、酵母の内在性シグナル伝達経路と合成遺伝子回路のフィードバック制御で実証している。

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