Nature ハイライト

天体物理学:プラズマレンズで見たパルサー

Nature 557, 7706

星間物質を通る電波源は、その放射がプラズマによってわずかに異なる経路を通ることになるため、またたいて見える。このことから、プラズマでできたスクリーンをレンズとして使用できる可能性が提起されるが、実現はこれまで困難だった。今回R Mainたちは、「ブラックウィドウ」パルサーを、伴星からこのパルサーに流れ込むガスによってもたらされたレンズを通して観測した。伴星によるパルサーの食の際、その電波フラックスは70〜80倍に増大していた。増幅されたパルスに見られる周波数構造が、高速電波バーストFRB 121102で見られる構造と類似していることから、この電波バーストがプラズマレンズを通して観測されていると示唆される。

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