Nature ハイライト

Cover Story:真菌と闘う:コウジカビ属真菌の分生子にあるメラニンを感知して免疫応答を誘発する仕組み

Nature 555, 7696

表紙は、コウジカビ属真菌Aspergillus fumigatusの走査型電子顕微鏡画像を着色したもので、分生子を生みだす特殊化した分生子柄が見える。今回G Brownたちは、哺乳類がこうした真菌の分生子の細胞壁にあるメラニンを見つける仕組みを調べている。彼らは、メラニン感知C型レクチン(MelLec)と呼ばれる新しい細胞受容体を特定した。MelLecは、1,8-ジヒドロキシナフタレン(DHN)-メラニンを感知し、コウジカビ属真菌感染から宿主を守る免疫応答の引き金となる。

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