Nature ハイライト

構造生物学: ポリコーム様タンパク質の結合パワー

Nature 549, 7671

ポリコーム抑制複合体2(PRC2)は転写抑制に関わる多サブユニットタンパク質複合体だが、それがDNAの特定の部位に誘導される仕組みは十分に解明されていない。今回Z Wangたちは、PRC2関連ポリコーム様(PCL)因子であるPHF1とMTF2について、DNAとヒストンペプチドが結合した状態の複数のドメインの結晶構造を決定した。これら2種類のPCLタンパク質のEH(extended homologous)領域は、ウィングドヘリックス構造に折りたたまれていることが示され、これらはCpGを含むメチル化されていないDNAモチーフに結合するが、その際の結合機構は予想外のものであることが明らかになった。また、PCLタンパク質のこれらのEH領域がクロマチンへのPRC2の誘導に非常に重要な機能を持っていることも分かった。

Letter p.287
doi: 10.1038/nature23881 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2017年9月14日号の Nature ハイライト

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