Nature ハイライト

Cover Story: 流れを読む:ゼブラフィッシュの流水中でのナビゲーションを可能にする洗練された感覚系

Nature 547, 7664

表紙は、ゼブラフィッシュ(Danio rerio)の幼生である。今回F Engertたちは、魚が遊泳中に周囲の水の流れを検知するのを可能にしている感覚系に関する知見を報告している。走流性と呼ばれる行動では、魚は、視覚的な手掛かりがなくても、常に上流に頭を向けて流れに逆らうように泳ぐことができる。著者たちは、ゼブラフィッシュの幼生でこの能力を調べ、側線と呼ばれる一連の有毛細胞(赤色)がそのカギであることを見いだした。彼らは、魚がこうした有毛細胞を使って、周囲の局所的な流れ場の回転を検出し流れの方向を推定していると提案している。野生では、魚はこの方法によって、視覚的な手掛かりのない環境でも、ナビゲーションを行うことができると思われる。

News & Views p.406
doi: 10.1038/nature23096 | 日本語要約 | Full Text | PDF
Letter p.445
doi: 10.1038/nature23014 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2017年7月27日号の Nature ハイライト

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