Nature ハイライト

細胞生物学:核ラミナの構造

Nature 543, 7644

細胞核では、中間径フィラメントタンパク質のラミンがラミナと呼ばれる網目構造を形成し、これが核膜をクロマチンに連結している。ラミナは核の構造を安定化し、クロマチンの組織化や遺伝子転写、DNA複製にも役割を担っている。今回O Medaliaたちは低温電子顕微鏡断層撮影法を使って、哺乳類の核でのラミナの構造編成について調べた。個々のラミンフィラメントの解析から、このフィラメントの外観と高分子集合体に関する情報が得られ、他の細胞骨格要素とは明らかに異なるいくつかの構造的特徴が見つかった。

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