Nature ハイライト

構造生物学:哺乳類のレスピラソーム超複合体の構造

Nature 537, 7622

ミトコンドリアの電子伝達鎖複合体は、細胞呼吸とエネルギー生産を行っており、複合体は集合して、レスピラソームと呼ばれる超複合体を形成している。今回2つのグループが、複合体I、複合体IIIの二量体、複合体IVからなる超複合体の低温電子顕微鏡構造を、5.4~7.8 Åの分解能で明らかにした。M Yangたちはブタの心臓から単離したレスピラソームを、L Sazanovたちはヒツジの心臓から得たレスピラソームを用いている。これらの構造から、複合体内でのサブユニットの配置と複合体同士の相互作用についての手掛かりが得られた。

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