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人類学:安定性をもたらす力としての人の道を説く神

Nature 530, 7590

ますます大規模化・複雑化し、血縁関係だけでは必ずしも十分ではない人間社会において、協力はいかにして存続してきたのであろうか。今回、人の道を説き、お仕置きを与え、人間の引き起こす問題に特別な関心を寄せる宗教および神が果たす役割が調べられた。研究チームは、経済ゲームおよび民族誌的聞き取りによって、キリスト教、ヒンドゥー教、仏教、ならびにアニミズム(精霊崇拝)や祖先崇拝などの地元の伝統を信仰する500人以上を対象に調査を行った。その結果、道徳感を課し、懲罰的で、知恵に富む存在と彼らが感じている神を信じる人々は、遠隔地の同宗信徒に対して最も寛大な態度をとることが分かった。

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