Nature ハイライト

がん:グリタゾン系抗糖尿病薬による白血病の治療

Nature 525, 7569

慢性骨髄性白血病(CML)では、多くの症例が、ABLキナーゼの構成的活性化につながるBCR–ABL転座によって引き起こされる。そのためイマチニブなどのABLキナーゼ阻害剤による治療で良い臨床結果が得られてきた。しかし、多くの患者で治療抵抗性が出現しており、これは静止状態のCML幹細胞に本来備わる抵抗性の結果であると考えられている。今回S Prostたちは、核内受容体PPARγを介して作用するグリタゾン系抗糖尿病薬の1つであるピオグリタゾンが、CML幹細胞プールを減少させ、イマチニブとの併用でCML患者に持続する効果をもたらすことを実証している。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度