Nature ハイライト

電気化学:安価な液体電池の開発

Nature 514, 7522

風力や太陽光などの断続的なエネルギー源からのエネルギー供給を調整する手段として、電池を電力網に組み込む方法は有望と考えられている。しかし、現行の電池技術は費用がかかり過ぎるので、こうした役割を担うことができない。そして、この役割のために現在検討されている電池技術の1つが、液体負極、溶融塩電解質、液体正極で構成される全液体電池である。今回、K Wangたちは、全液体Li||Sb–Pb電池という新しい構想について報告している。彼らは、電池を構成する電極材料を慎重に選択し合金化することで動作温度を下げ、その結果、望ましい性能特性を維持しながら、予想されるコストを減らすことができた。

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