Nature ハイライト

宇宙:ブラックホール質量の新たな測定法

Nature 494, 7437

ハッブル宇宙望遠鏡によるNGC 4526の画像に、ミリ波干渉計CARMAで観測した分子ガスのデータを重ね合わせたもの。
ハッブル宇宙望遠鏡によるNGC 4526の画像に、ミリ波干渉計CARMAで観測した分子ガスのデータを重ね合わせたもの。 | 拡大する

Credit: NASA/ESA and Timothy A. Davis

T Davisたちが、COの輝線を干渉計で観測し、分子ガスのダイナミクスを追跡することによって超大質量ブラックホールの質量を測定するという新しい方法を開発した。そして、早期型銀河であるNGC 4526にこの手法を適用して、4.5×108太陽質量という値を得た。この新しい方法は、ほとんどすべての形態型の銀河のいかなるブラックホール質量にも適用できるという長所がある。銀河の中心にあるブラックホールの質量は、銀河の複数の性質と密接な関係がある。本格運用間近の巨大ALMA干渉計のような新しい機器を使えば、近いうちに、多数の銀河にあるブラックホール質量をわずかな観測時間で測定できるようになると考えられ、銀河と超大質量ブラックホールの共進化の研究は飛躍的に進歩するだろう。

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