Nature ハイライト

細胞:ダイナミンの構造と機能

Nature 477, 7366

ダイナミンはGTPアーゼで、クラスリンを介するエンドサイトーシスの際に小胞の切り離しを触媒する。今回、共にダイナミンの構造を調べた2つの研究により、GTPアーゼドメインとBSE(bundle signalling element)、柄状の構造(ストーク)、プレクストリン相同ドメインを含むダイナミン1の結晶構造が明らかになった。ダイナミン様タンパク質は広く存在する膜構造形態調節因子で、これらの結晶構造からは、ダイナミン1の自己集合機構や膜の切断機構についての手がかりが得られる。

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