Nature ハイライト

物性:コロイドで作られたもろいガラス

Nature 462, 7269

ガラスは、ガラス転移点に近づく際に緩和時間が顕著な温度依存性を示すかどうかによって、フラジャイル(もろい)とストロング(強い)のいずれかに分類できる。これまで、分子性液体でこのような挙動を調べ、それが何に起因するのか解明することは困難だった。今回Mattssonたちは、変形可能な粒子を含むコロイドも、このような多様な挙動を示すことを明らかにしている。従来、コロイドはフラジャイルなガラスのみを形成すると考えられていた。このようなコロイドのフラジリティーは粒子の弾性に依存しており、柔らかい粒子は「ストロングな」ガラスと同じ挙動をもたらす。コロイドは画像化法などの手法で調べやすいので、このモデル系は、ガラスのフラジリティーがどこから生じるのかを解明するのに役立つ可能性がある。

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