Nature ハイライト

工学:高効率白色発光ダイオード

Nature 459, 7244

有機材料を利用した発光ダイオードはOLEDとよばれ、照明やディスプレイに向いた技術として浮上しつつある。白色OLEDの性能が向上すれば、例えば大面積照明光源などに使える可能性がある。それには、ワット当たりほぼ70ルーメンの明るさをもつ蛍光灯などの既存技術と同等の効率が要求されるだろう。今回、内部量子効率の高い新発光層構造と、取り出し効率を向上させるために高屈折率ガラス基板とを用いたOLEDで、実際にワット当たり90ルーメンという値が達成された。

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