Nature ハイライト

宇宙:軟ガンマ線バースト

Nature 430, 7000

ガンマ線バーストの一部は、宇宙からやってくる、エネルギーが高くて強力な爆発的放射であり、大質量星の崩壊が原因で生じ、ある種の特別な超新星を生み出す。しかし、これとは異なるバーストの方は、よくわかっていない。このバーストの性質に関して意見が分かれていることで、また別の問題があいまいになっている。それは、おそらく我々のもっと近傍で発生する、よりエネルギーが低くて強度が弱いガンマ線バーストの類が存在しうるのかということだ。 今週号で、S Yu SazonovのグループとA M Soderbergのグループが、まさにこの問題について議論している。ガンマ線バーストGRB 031203は、宇宙論的スケールでいうと我々の比較的近傍で発生したが、そのガンマ線エネルギーが、一般的な宇宙論的集団に属するバーストよりも3桁小さいことを除けば、現在では超新星爆発と考えられる特徴をすべて備えていた。このバーストや、近傍で発生しいささか物議をかもしたGRB 980425(およそ40メガパーセク離れた位置に超新星残骸を伴っている)から考えると、どうやら比較的低エネルギーのバーストが多数、いまだ発見されずにいるようだ。

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