Nature ハイライト

バイオエネルギー研究:ゲノミクスによる取り組み

Nature 454, 7206

バイオ燃料の第一波は世界のエネルギー市場に重大な衝撃を与えた。しかし、食糧価格に及ぼすドミノ効果については大きな懸念がもたれている。そのため、食糧生産に使われる土地を転用することのない「グリーン度の高い」バイオ燃料向けのバイオマス供給源として、微生物や草、樹木、作物残渣などの「セルロース系」原料への関心が高まっている。セルロース系バイオ燃料の可能性を現実のものにしようとするなら、効率的な大規模生産のための新技術が必要となる。このことを念頭に、E Rubinは、セルロース系バイオ燃料の供給源となりそうな生物に関する最近のゲノミクス研究を概説している。

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