Nature ハイライト

医工学:「思い通り」に動く装具

Nature 453, 7198

これまでの脳・機械インターフェースは、コンピューター画面上のカーソルを動かすのに使われた例がほとんどだった。今回、マカクザルを使った実験で、多関節の人工装具を脳の活動信号でリアルタイムに制御できることが実証された。サルは自分で餌をとる課題で、運動皮質の活動を使って従来よりずっと巧妙に制御してヒト型の義手を操った。この成果は将来、実用的な神経制御型人工装具を開発する上で重要なものとなるだろう。

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