Nature ハイライト

物理:極端紫外線を容易に発生させる

Nature 453, 7196

コヒーレントEUV(極端紫外)線はその性質から、非常に楽しみな工学的応用を生み出す最有力候補の1つといえる。しかし現在のところ、この短波長の光を発生するのに必要な装置は高価で大型のものだ。しかし、今週号に報告された新しいシステムによって、費用の削減と装置の小型化がともに実現できそうだ。このシステムは、フェムト秒レーザーパルスと気体との相互作用を介する従来型の原理により高調波を発生させるが、プラズモンにより局所的に電場を増強して光を増幅するという新しい概念を採り入れている。中程度のフェムト秒レーザーからのビームを、サファイア基板上の蝶ネクタイ形の金の素子からなるナノ構造に集束させることによって、ラップトップサイズのEUV光源が妥当な値段で作れるのである。

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