Nature ハイライト

神経科学:発達中の神経系の空間パターンを決める

Nature 596, 7870

脳が発達する際、前駆細胞に内在する既定の遺伝子プログラムが空間的あるいは環境的手掛かりと相互作用することによって、特異的で独特な細胞タイプの形成が引き起こされる。今回S Linnarssonたちは、原腸形成期から出生までの期間のマウスの脳発達についての、単一細胞レベルのトランスクリプトームアトラスを提示している。この時期調節の情報と前駆細胞の空間的構成を組み合わせることで、このデータセットから発達の際の神経系のパターン形成に必須の、数百の異なる細胞状態が明らかになった。

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