目次

Editorials

リン鉱石の埋蔵量について楽観的な報告が出たが、途上国の過剰なリン系肥料の使用など、持続可能な発展を妨げる重要な問題が未解決である。

Not quite assured p.1005

doi: 10.1038/4671005b

EUの研究改革が進まないのは文化、歴史、技術の違いが要因であり、障壁を取り除き、研究環境の統一を図ることが、最良の推進策だ。

The innovation game p.1005

doi: 10.1038/4671005a

商業用宇宙船の空きスペースを研究用に利用できれば、科学にとっては絶好の機会になるだろう。

p.1006

doi: 10.1038/4671006a

News

10月21日に地球に最接近したハートレー第2彗星について、NASAのエポキシ探査機のフライバイによる観測に期待が。

p.1013

doi: 10.1038/4671013a

インドのマラリアによる死者数のデータが不正確との指摘を巡り、論争に。

p.1015

doi: 10.1038/4671015a

英国が、厳しい財政状況の中で、基幹科学分野の予算は温存へ。

p.1017

doi: 10.1038/4671017a

1月のハイチ地震では地殻のひずみが十分解放されておらず、今後も大地震が起こるおそれがあるとの調査結果が。

p.1018

doi: 10.1038/4671018a

幹細胞研究者たちが、論文の「不正」を指摘する正体不明の団体の標的に。

p.1020

doi: 10.1038/4671020a

米国で、環境への悪影響を訴える反対運動が功を奏し、アパラチア山脈の石炭採掘計画が認可取り消しへ。

p.1021

doi: 10.1038/4671021a

News Features

ゲノミクス:千単位のゲノム

p.1026

10年前にはわずか2例だったヒトゲノムの解読が急激に増えており、本誌の調査によると、今月末には2,700例に達し、2011年末までには30,000例を超える見込みだ。

doi: 10.1038/4671026a

天文学:上昇するコスト

The telescope that ate astronomy p.1028

NASAのジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡計画は、宇宙観測に新たな境地を開くと期待されるが、膨張するコストが他の計画を圧迫することが心配される。

doi: 10.1038/4671028a

News & Views

ゲノミクス:珍しい異型をもつヒト個体を探す

p.1050

1000ゲノムプロジェクトはその初期段階を終了し、179人の全ゲノム塩基配列が解読され、ほかの多数の個体のタンパク質コード配列すべての特徴が調べられた。これはヒトゲノミクスの第三期にとって歓迎すべき結果である。

doi: 10.1038/4671050a

薬剤開発:寿命がより長いタンパク質

p.1051

タンパク質製剤は、血流中にとどまる時間が短いと効果が低下する。タンパク質とポリマーを結合させるという方法を使うことで、循環内にある時間が延長され、腫瘍への薬剤の取り込みが増加する。

doi: 10.1038/4671051a

生物地球化学:リン酸塩と吹き上がる新鮮な空気

p.1052

「スノーボ−ルアース」とよばれる氷河期の後に強い風化が起こってリンが流出したことの証拠が得られ、さらにこの強化された栄養サイクルが、動物の爆発的増加に適した条件を押し進めた可能性が出てきた。

doi: 10.1038/4671052a

がん:転移でみられるゲノムの進化

Genomic evolution of metastasis p.1053

膵臓がん患者の予後はよくなく、それは診断の遅れが原因となっていることが多い。今回、腫瘍の形成開始から悪性化まで少なくとも15年かかるという推定値が出されたが、これは早期の発見と予防に希望をもたらしてくれる。

doi: 10.1038/4671053a

幹細胞:腸内の隠れカジノ

p.1055

幹細胞は無限に自己複製を続けることができる。この性質は、その非対照的な細胞分裂によると考えられることが多い。だが、腸についての新たな実験と数学的モデルから、これに異議を申し立てるような結果が得られた。

doi: 10.1038/4671055a

宇宙物理学:中性子星の計量

p.1057

中性子星は、質量が大きければ大きいほど、その中心核の性質にかかる制約が大きくなる。質量について新たな記録保持者となる星が発見され、この制約が相当きつくなっていることがわかった。

doi: 10.1038/4671057a

構造生物学:陰イオンチャネルをのぞき見る

p.1058

タンパク質からなるチャネルの結晶構造から、植物の葉の表皮にある気孔の開閉を制御する機序についての手がかりが得られた。おもしろいことに、このチャネルのタンパク質は、これまで知られていなかったようなやり方で折りたたまれている。

doi: 10.1038/4671058a

Articles

遺伝:集団規模の塩基配列解読から作製されたヒトゲノム多様性の地図

A map of human genome variation from population-scale sequencing p.1061

doi: 10.1038/nature09534

構造生物学:葉の気孔を閉じる働きをするSLAC1陰イオンチャネルのホモログの構造

Homologue structure of the SLAC1 anion channel for closing stomata in leaves p.1074

doi: 10.1038/nature09487

Letters

宇宙:シャピロ遅延を用いて計測された太陽質量の2倍の中性子星

A two-solar-mass neutron star measured using Shapiro delay p.1081

doi: 10.1038/nature09466

物性:半導体における個々のドーパントの励起と磁化の検出

Detecting excitation and magnetization of individual dopants in a semiconductor p.1084

doi: 10.1038/nature09519

地球:海洋リン貯蔵庫の進化

The evolution of the marine phosphate reservoir p.1088

doi: 10.1038/nature09485

地球:地震波異方性から得られる最下部マントルの変形

Deformation of the lowermost mantle from seismic anisotropy p.1091

doi: 10.1038/nature09507

進化:リビアの始新世中期末層で発見された、知られるうちで最古のアフリカ類人猿放散

Late middle Eocene epoch of Libya yields earliest known radiation of African anthropoids p.1095

doi: 10.1038/nature09425

遺伝:男女、集団、個人の間にみられる組み換え率の詳細な差異

Fine-scale recombination rate differences between sexes, populations and individuals p.1099

doi: 10.1038/nature09525

脳:ヒト側頭葉ニューロン活動の意志によるオンライン制御

On-line, voluntary control of human temporal lobe neurons p.1104

doi: 10.1038/nature09510

がん:転移性膵臓がんにおけるゲノム不安定性のパターンおよび動態

The patterns and dynamics of genomic instability in metastatic pancreatic cancer p.1109

doi: 10.1038/nature09460

がん:遠隔転移は膵臓がんの遺伝的進化の後期に起こる

Distant metastasis occurs late during the genetic evolution of pancreatic cancer p.1114

doi: 10.1038/nature09515

細胞:セマフォリン–プレキシンによるシグナル伝達の構造基盤

Structural basis of semaphorin–plexin signalling p.1118

doi: 10.1038/nature09468

細胞:プレキシン受容体を介するセマフォリンシグナル伝達の構造的基盤

Structural basis for semaphorin signalling through the plexin receptor p.1123

doi: 10.1038/nature09473

発生:ショウジョウバエ初期胚でのpiRNA経路による母系mRNAの脱アデニル化と分解

Maternal mRNA deadenylation and decay by the piRNA pathway in the early Drosophila embryo p.1128

doi: 10.1038/nature09465

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