目次

Editorials

HUMAN GENOME AT TEN ヒトゲノム解読からほぼ10年が経った今、その成果が人々の健康に役立つよう、臨床につながる研究に力を注ぐべきだ。

p.649

doi: 10.1038/464649a

農業研究に力を入れて再活性化しようという米政府の方針は適切だ。

p.650

doi: 10.1038/464650a

News

地球工学による温暖化対策の実験について研究者による議論が行われ、さまざまな懸念も。

p.656

doi: 10.1038/464656a

ヤンガードライアス期に北米で起こった冷たい洪水の痕跡が明らかに。

p.657

doi: 10.1038/464657a

欧州宇宙機関(ESA)が、2度目の氷床調査衛星の打ち上げに挑戦。

p.658

doi: 10.1038/464658a

欧州で、大型科学プロジェクト間の調整を行う独立機関を求める声が。

p.659

doi: 10.1038/464659a

米先住民が博物館に古代人の骨の返還を要求することが可能に。

p.662

doi: 10.1038/464662a

胚性幹細胞と人工多能性幹(iPS)細胞の遺伝子発現に違いが。

p.663

doi: 10.1038/464663a

News Features

HUMAN GENOME AT TEN:生命は単純明快ではない

p.664

生物学研究が進むほど、生命の複雑さがみえてくる。

doi: 10.1038/464664a

HUMAN GENOME AT TEN:ヒトゲノム競争

p.668

生物学で最も熾烈で過酷な競争をしてきた研究者たちが、ライバルやさまざまな困難について当時を振り返り、今を語る。

doi: 10.1038/464668a

HUMAN GENOME AT TEN:配列は激増

p.670

ヒトゲノムの概要配列が発表された10年前に比べ、完全解読されたゲノム塩基配列だけでも数十倍の生物種に達している。

doi: 10.1038/464670a

News & Views

細胞生物学フォーラム:ゲノム規模での有糸分裂の見方

p.684

ヒトゲノム中のタンパク質をコードするすべての遺伝子の機能同定を目的とする、異例ともいえる大規模な研究計画の結果の一部が、Neumannたちによって報告されている(p.721)。実験デザインと解析について、また得られた知見が細胞生物学研究者にどの程度役に立つかについては、2つの相補的な見方がある。

doi: 10.1038/464684a

量子力学:波の到来

p.685

巨視的な機械系の動きを最小限の状態に制御することは、研究者の長年の目標だった。今回この目標が達成されたことは、量子実験の新世代の到来を告げるものだ。

doi: 10.1038/464685a

幹細胞:皮膚の再生と修復

p.686

皮膚の表皮は複数種の幹細胞によって維持されており、これらは皮膚の損傷後の修復にもかかわっている。今回、それぞれ異なる上皮細胞系列を生じる幹細胞種の性質が明らかにされた。

doi: 10.1038/464686a

初期地球:「若くて明るくない太陽のパラドックス」を考え直す

p.687

若い太陽が今よりも明るくなかったとすれば、地球は、その初期の歴史の大半にわたって凍結していたと考えられる。こうした考えは明らかに正しくないのだが、初期地球の謎として地球科学研究者の関心を集め続けている。

doi: 10.1038/464687a

創薬:脂肪酸を欠くタンパク質で寄生虫を殺す

p.689

あるタンパク質への脂肪酸の付加は、睡眠病を引き起こす原虫の生存にも、宿主哺乳類の生存にも欠かすことができない。原虫のこの過程だけを標的とする化合物が、今回報告された。

doi: 10.1038/464689a

生理学:pは1つではない

p.691

体型に直接比例して代謝率が変化しないのはどうしてなのかという問題は、ずっと以前から議論されてきた。代謝率に適用できる普遍的なスケーリング指数が存在しないことが、徐々にわかってきた。

doi: 10.1038/464691a

エキゾチック材料:エニオンのもう1つの次元

p.693

非アーベル的なエニオンは、存在が仮定されている粒子であり、もし見つかればフォールトトレラントな量子コンピューターの基盤となると考えられている。エニオンが三次元空間に生じる可能性が理論的に見いだされ、意外な結果と受け止められている。

doi: 10.1038/464693a

宇宙物理学:立証された宇宙での加速

p.694

宇宙は速度を増しながら膨張しつつあることの証拠が、続々と見つかっている。最新の結果は、ハッブル望遠鏡で画像が得られた中で最も大きな連続空間域についての研究から得られた。

doi: 10.1038/464694a

追悼:Joanne Simpson氏(1923〜2010年)

p.696

雲の研究を地球科学の最も重要な分野に引き上げた、気象学者のSimpson氏が亡くなられた。ご冥福を祈りたい。

doi: 10.1038/464696a

Articles

物理:機械共振器の量子基底状態と単一フォノンの制御

Quantum ground state and single-phonon control of a mechanical resonator p.697

doi: 10.1038/nature08967

遺伝:ヒトゲノムにおけるコピー数多型の起源および機能的影響

Origins and functional impact of copy number variation in the human genome p.704

doi: 10.1038/nature08516

遺伝:8つの一般的疾患16,000例と共通対照3,000例におけるCNVの全ゲノム関連解析

Genome-wide association study of CNVs in 16,000 cases of eight common diseases and 3,000 shared controls p.713

doi: 10.1038/nature08979

細胞:微速度顕微鏡観察を用いたヒトゲノムの表現型プロファイリングにより明らかになった細胞分裂遺伝子

Phenotypic profiling of the human genome by time-lapse microscopy reveals cell division genes p.721

doi: 10.1038/nature08869

薬学:睡眠病を治療する新しいリード化合物であるN-ミリストイルトランスフェラーゼ阻害剤

N-myristoyltransferase inhibitors as new leads to treat sleeping sickness p.728

doi: 10.1038/nature08893

Letters

宇宙:z = 2.3に位置する銀河の解像されたコンパクトな領域内での激しい星生成

Intense star formation within resolved compact regions in a galaxy at z = 2.3 p.733

doi: 10.1038/nature08880

物理:軌道角運動量をもつ電子ビームの生成

Generation of electron beams carrying orbital angular momentum p.737

doi: 10.1038/nature08904

地球:ヤンガードライアス期におけるアガシー湖から北極海への洪水流出経路の同定

Identification of Younger Dryas outburst flood path from Lake Agassiz to the Arctic Ocean p.740

doi: 10.1038/nature08954

気候:「暗い初期太陽の気候パラドックス」は存在しない

No climate paradox under the faint early Sun p.744

doi: 10.1038/nature08955

考古:100万年前までにインドネシアのフローレス島にいた人類

Hominins on Flores, Indonesia, by one million years ago p.748

doi: 10.1038/nature08844

脳:統合失調症の遺伝的マウスモデルでみられる海馬–前前頭皮質間同期性の障害

Impaired hippocampal-prefrontal synchrony in a genetic mouse model of schizophrenia p.763

doi: 10.1038/nature08855

遺伝:ヒト遺伝子発現の多様性の基盤となる機構のRNA塩基配列決定による解明

Understanding mechanisms underlying human gene expression variation with RNA sequencing p.768

doi: 10.1038/nature08872

遺伝:白人集団における次世代シーケンシングによるトランスクリプトーム遺伝学

Transcriptome genetics using second generation sequencing in a Caucasian population p.773

doi: 10.1038/nature08903

細胞:貪食されたアポトーシス細胞の処理を調節する進化的に保存された2つの遺伝子の同定

Identification of two evolutionarily conserved genes regulating processing of engulfed apoptotic cells p.778

doi: 10.1038/nature08853

細胞:生細胞での可逆的な二量体化によるEGF受容体活性化の空間的制御

Spatial control of EGF receptor activation by reversible dimerization on living cells p.783

doi: 10.1038/nature08827

植物:NINJAはコリプレッサーTOPLESSとジャスモン酸シグナル伝達をつなぐ

NINJA connects the co-repressor TOPLESS to jasmonate signalling p.788

doi: 10.1038/nature08854

遺伝:PKCβIによるヒストンH3T6のリン酸化はヒストンH3K4の脱メチル化を制御する

Phosphorylation of histone H3T6 by PKCβI controls demethylation at histone H3K4 p.792

doi: 10.1038/nature08839

「Journal home」に戻る

プライバシーマーク制度