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アト秒空間干渉法によるベクトル光場再構築

Nature Photonics 11, 6 doi: 10.1038/nphoton.2017.73

電場パルスE(t)は、時間に依存する振幅と偏光方向によって完全に定義される。光パルスの場合、光の偏光状態がいくつかの科学・技術分野に関連しているため、偏光状態の操作と評価は不可欠である。今回我々は、複雑な時間依存偏光を示す数サイクルパルスの電場の完全な時間的再構築を実証している。我々の実験的方法は、アト秒孤立パルスを用いる極端紫外干渉法と、アト秒電子波束の運動がその運動方向にのみ摂動場に対して敏感であるとの実証に基づいている。干渉法の感度を利用し、波束の放出・加速方向を制御することによって、数百ナノジュールという低いエネルギーのパルスを再構築できる。今回の方法によって、可視光ポンプ・プローブ分光法に一般的に用いられるパルスの電場を完全に評価できる可能性が明らかになっている。

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